個人情報保護に関する教育について
一般的に実習生は、写真を撮ることも撮られることについても抵抗がなく、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用して頻繁に画像を投稿しています。
ルールを守って利用する分にはよいのですが、稀に投稿すべきではないもの(他人や他人の所有物、賃貸物など)を許可なく投稿していることがあります。
中には、本人のけがをした姿を投稿して企業の信用失墜につながりかねない行為を行ったり、自分の個人情報が記載された在留カードをそのまま投稿するような実習生もいます。
フィリピン国内と入国後の講習において厳しく教育を行っていますが、それでもなお個人情報を漏えいする実習生がいます。このようなことは個人情報保護に関する法律その他の法令に抵触する行為であり、発見次第ただちに削除させ、削除されたことを確認したうえで再教育しております。
当組合では技能実習生に対し、入国前の送り出し機関における講習と、入国直後の監理団体における講習中に以下のような教育を行い、個人情報や企業秘密の漏えい防止対策を講じています。
(In English)
RE: Personal Information (“kojin jouhou” in Japanese)
In Japan, Personal information protection law is getting stricter these days, and Japanese people became overly sensitive about personal information, especially their own pictures.
Do you know there is “Data Privacy Act of 2012” in the Philippines?
Please refer to the linked URL below:
We guess that not a few Filipino trainees lack awareness of personal information protection, and upload picture of other people, or what belongs to others.
Therefore, we often receive complaints from employers, staff of Globe, or others, to delete images immediately.
Do you know why they get so upset, and make a complaint?
Because, once it is uploaded, unspecified number of people will see it, download it without any permission, or it will go viral (spread).. It may humiliate them.
No one knows how it will be used for the wrong purposes…
In general, we, Japanese doesn’t like to upload our own pictures on the internet, or be uploaded by others, unlike most Filipino.
Also, it will go against the personal information protection law of Japan.
Let’s get to the brass tacks.
This is the strong request from employers, Globe, and all other Japanese, to Filipino trainees.
Do not upload picture or video that belongs to Globe, employer, or others, or other’s rented room, factory, field, etc., on the internet (on Social media, like Facebook, Instagram, etc.).
For example, other person, or what belongs to others, like office, factory, working site, shipyard, building, farm, field.
And, name, birth date, address, telephone number, fax number, Email address, car or motorcycle license plate(number), passport, residence card (alien registration card), health insurance card, calling card(business card), patient registration card, pension book, employment contract, notice of identification number, or other ID cards, etc.
As an exception, if you want to upload picture or video with other person, or what belongs to others, you MUST get a permission from the person for sure. That is the minimum condition. Uploading picture of other people without their permission is strictly prohibited(not allowed).
However, as a common sense, images of injured parts of body, or images that expose a part of the body, such as a sexual part, that will be charged in public sexual indecency, must not be uploaded even if you get permission.
Also, try not to include others or what belongs to others when you take a picture.
Now, I’m sure you understand why you have to protect other person’s personal information.
Then, why should you protect your own personal information?
This is because, for the protection of yourself, too.
If you upload your passport, residence card, address, or telephone number, notice of identification number, employment contract, injured parts of your body at factory, etc., someone may go to your apartment, or call you, or send unnecessary mails to you again and again, or you may be harassed by a stalker, or co-trainees may suffer physical or mental damage, or your employer may lose trust from clients, or your picture may be downloaded, sent, or printed out without permission from you on the internet, etc.
(日本語訳)
個人情報について
日本の個人情報保護に関する法律が厳しくなっており、
日本人は個人情報に敏感になっています。
フィリピンにも個人情報保護法 DPA (Data Privacy Act of 2012)があるのを知っていますか?
しかし、ほとんどの実習生は個人情報保護についての意識が低く、フェイスブックなどに許可なく他人の写真や所有物をアップロードすることがあります。
これにより、会社・グローブ・その他の一般の方から「すぐ削除するように」と苦情が出ています。
なぜなら一度ネット上にアップされてしまうと、不特定多数の人が勝手にダウンロードし、ネット上で拡散される可能性があるからです。どのように悪用されるかわかりません。
フィリピン人は日本人の考え方と異なるようですが、一般的に日本人は自分の写真をネット上にアップされることをあまり好みません。
また、許可なく他人の写真や所有物をネット上に投稿すると、個人情報保護法などにも抵触します。
具体的な指導内容
フェイスブックなどのSNSに、会社・グローブ・その他他人や、他人の所有物や賃貸物などの画像や動画をアップしない。
(具体例)
他人が写っている画像、会社の事務所、工場、現場、造船所、建物、畑、農場、アパート、名前、誕生日、住所、電話番号、ファクス番号、車やバイクのナンバー、パスポート、在留カード、健康保険証、名刺、診察券、年金手帳、雇用契約書、個人番号通知書、その他IDカードなど
例外として、他人や他人の所有物が写っている画像を載せるためには、その人から確実に「SNSに載せてもいい」という同意を得ていることが最低限の条件となります。同意がなければ絶対にダメです。
また、体のけがをした部分や、公然わいせつ罪に問われかねない性器や体の一部をみだりに露出したものについては、同意があったとしてもダメです。
また、写真を撮るときにはできる限り他人や他人の所有物が写らないようにしましょう。
他人の個人情報を保護しなければならないことについては、もう理解できると思います。
では、なぜ自分のものについても保護するべきなのでしょうか?
それは「自分を守るため」です。
自分の住所、電話番号、メールアドレス、パスポート、在留カード、健康保険証、診察券、年金手帳、個人番号通知カードその他のIDカード、雇用契約書、会社でけがをした姿などをアップすると、知らない人が家に来るかもしれない。ストーカー被害を受けるかもしれない。知らない人から郵便物が送られてくるかもしれない。同居している実習生が被害にあうかもしれない。会社が顧客からの信用を失うかもしれない。勝手にその画像を使用されるかもしれません。
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