現在日本に在留する不法残留者数
平成28年3月11日に法務省が公表した、「本邦における不法残留者数について」という報道発表資料についてお知らせいたします。
「不法残留者」とは、在留期限が過ぎても在留資格の変更や在留期間の更新等をせず、そのまま失踪等をして不法に滞在している外国人のことです。
中でもベトナム人(昨年に比べ55%増加)の不法残留者数が激増しています。
ベトナム人の不法残留者数のうち、特に多いのが技能実習生の不法残留者です。
ベトナム人に関しては、技能実習生として入国後1年以内に失踪しているケースが不法残留者数全体の半数近く(1,708人、44.8%)を占めており、今後の受入れが非常に危惧されます。
ベトナム人の不法残留者数が激増している原因は定かではありませんが、当組合では法務省が公表しているデータ等を元に慎重に検討した結果、ベトナム人の技能実習生の受入れは原則行わないことにしております。
なお、フィリピン人不法残留者数全体の中でフィリピン人技能実習生の不法残留者は非常に少なく、わずか122人、2.3%です。当組合がフィリピン人技能実習生を主に受入れている理由の一つです。