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現在日本に在留する不法残留者数について

[投稿日]2016/03/15[最終更新日]2020/06/04

平成28年3月11日に、法務省が公表した「本邦における不法残留者数について」という報道発表資料についてお知らせいたします。

「不法残留者」とは、在留期限が過ぎても、在留資格の変更や在留期間の更新等をせずにそのまま失踪等をして、不法に滞在している外国人のことです。

中でもベトナム人(昨年に比べ55%増加)の不法残留者数が激増しています。

また、特筆すべきは、ベトナム人の不法残留者数の内、特に技能実習生の不法残留者数が多いことです。

特にベトナム人に関しては、技能実習生として入国後、1年以内に失踪しているケースがベトナム人不法残留者数全体の半数近く(1,708人、44.8%)も占めており、今後の受入れが非常に危惧されるところです。

ベトナム人の不法残留者数が激増している原因は定かではありませんが、当組合はこのような、国の機関である法務省が公表しているデータ等を元に慎重に検討した結果、ベトナム人の技能実習生の受入れは原則行わないこととしております。

なお、フィリピン人不法残留者数全体の中で、フィリピン人技能実習生の不法残留者数は非常に少なく、わずか122人、2.3%です。このような点も、当組合がフィリピン人技能実習生を主に受入れている理由の一つです。


参考(法務省ホームページへのリンク)

本邦における不法残留者数について